SSブログ

バロネのやり方 [バレエ日記]

もっと足を上げて!
つま先伸ばして!
ちゃんとジャンプして!

また同じ叱責が飛ぶ。
ジャンプのバロネで、進んでいくパだ。
股関節が、きれいに開かなくて、パッセの膝が内側に入る。

どうしたもんか‥

また、ジャンプが上手くいかない。
前々回の時も、そうだった。
上手く飛べない。
無理やり必死で飛んで、息ばかりが上がってた。

もしや、軸かも‥

そうだ、そうに違いないと思った。
どうしても上げる足、出す足ばかりに注意が向いてしまうが
軸足が正しくないと、余計に筋力を使うだけかもしれない。
骨盤を立てて、正しく真っ直ぐにプリエをして押し出せば
足裏のドゥミが自然に使えて、きっとジャンプが楽に出来るはず。

やってみよう、まずはそこからだ。
上げる足も、それが出来るようになってからにしよう。
足高く!と、注意されるだろうが。

とにかく、基本だね。
出来ないところ、やりにくいところは基本が出来てないか
間違ったやり方を思い込んで、やってるだけだと思う。


にしても、ジャンプは疲れるわ。。。(;´Д`)

タグ:バレエ

夢の場 [バレエ日記]

「大人のチュチュ姿は、みっともないわ。」
と、知人のバレエ教師は言う。
もちろん、スラっとスタイルが良くて、手足の長い人は別だ。
空気の読めない彼女は、次回の舞台で、私が着るというのに、そんなことを言う。

確かに美観だけを考えたら、そうだろう。
だが、お金をとるプロの舞台じゃないし、個人の発表会なのだから
そこまで言わなくてもいいのじゃないか?

大人も、おばさんも、バレエをやりたい。
舞台に立ちたい。
チュチュを着るのが、憧れな人だっている。

少々見苦しかろうが、彼女達の夢を、愛を持って、見てくれないのだろうか?
プロ意識のある知人の感覚は、それを許せないのか?
そういう気持ちは、できれば、本人の心の中にだけに留めてほしい。
もしくは、同意見同士の仲間内だけの会話にするとか。
いや、彼女は、私も同意見だと思っているのか。

正直 、私も見苦しいと思うこともある 、できれば着たくない。
が、同じ教室の仲間の中で、もし似合ってなかった人がいたとしても、
頑張ってる人のチュチュ姿を、私は批判したくない。
むしろ応援したいのだ。

テレビや映画の世界のように、昔のお姫様は、綺麗な人ばっかりだったのか?
王子様はカッコイイ人ばっかりだったのか?

夢は、与えるだけじゃない。
舞台に立つ者にとっても、実現させる場なんだ。



タグ:バレエ

手作りレオタードの魅力 [バレエ日記]

有名なバレリーナ、森〇〇子さんは、かつて私が行ってた教室の先生の後輩だったそうだ。
その森〇〇子さんが、まだ若い頃(10代?)、手作りのレオタードをデザインして着ていたそうで、
その先輩にあたる、かつての教室の先生は、同じものが欲しくて、
親に頼んで、オーダーしにいったという。

当時、レオタードの手作りは、普通にあたりまえの時代だったらしく
その森〇さんデザインのレオタードは、その教室で、随分流行ったらしいが
もちろん、金持ちのお嬢様だった、かつての教室の先生以外、誰もが自ら手作りだった。

レオタードを作る‥ 考えたこともない。
子供用じゃなく大人用‥ 買うことしか考えたことない。

が、しかし、
たまたま、ネットで、レオタード用の生地を売ってるところを見つけた。
なにげに、『レオタードの作り方』で、検索してみたら、作り方もちゃんと載ってる。

自分で作る人って、いるんだ。

ちょっとした驚きだ。
「コツさえつかめば、意外と簡単。」 と、あるサイトには書いてある。
コツかあ~~
誰かが教えてくれればねえ。
『百聞は一見にしかず』 だ。
それを教えてくれる店が、あるにはあるが、関西方面。
遠くて無理だ。。。

生地を見ていたら、ムクムクとわいてきた、作ってみたい衝動。
自分で作れば、好みのデザインで、しかも安上がりだ。
ホント誰か教えてくれないものか。

と、思いつつ、練習用のスカートさえ、作るのが億劫だったりするから、
どうしようもない。(^ω^;)



何だこりゃ [バレエ日記]




やってらんね。


ばかにするにも程がある。






パレリーナが大食い? [バレエ日記]

昨日のテレビ、大食い選手権。
自称バレリーナがひとり出ていた。
いや、よく食べる。

バレリーナが太っちゃマズイでしょ。
と、思いきや、細いし、若い。
年齢も20代だから、現役バリバリか?
どうりで。(^^;:

なんと羨ましいことか。
あれだけ食べても、ガリガリだ。
痩せの大食いか?

どんな人でも、いきなりの大食いは無理だと思う。
彼女も、たぶん、普段から、かなりの量を食べてるのだろう。
こっちは、いつもダイエットに苦戦中だってのに。。。

ああ、休日は、ついつい食べて過ぎて
いつも後悔。。。

今度こそは、スラリとした姿で舞台に立ちたい。





重たくて、やっとこさ飛ぶ白鳥なんて嫌だ。。。(;´Д)



配役は決まっている。 [バレエ日記]

舞台、演目は様々だ。
だが、その重要な配役の割り振りは、常に決まっているのかもしれない。

先日の主人との会話でのことだった。
その外出先で、私と主人は、何人かの高校生を見かけた。
野球をしているのか、彼らは坊主頭だった。
ふと、私は主人に話しかけた。
「部員数が多いところでも、頑張ればレギュラーになれるの?」

こんなことを主人に聞いてみたのは、知人の高校生の息子を思い出したからだ。
小学生~中学生まで、サッカーをやっていたその男の子は、
高校に入ると、バレーボールに転向した。
理由は、部員数の少ないところで活躍したいから。
そこの高校のサッカー部は、部員が100人もいて、殆んどが試合に出られない。
だったら、確実に試合に出られるところで楽しみたいそうだ。
試合に出たいのなら、彼の選択は正しいのだろう。

もう一方で、それでも、そのスポーツが強い学校に入って、
頑張ってレギュラーになって、大きな大会にでたい
例えば、野球なら甲子園とか目指したい‥ とか思ってる子達も多いのじゃないかと思う。

いつかは、きっと‥ 

という気持ちと共に頑張ってる、彼等。
だが、それに対する主人の答えは、

「無理だな。」

だった。
主人が言うには、初めから(入部当初から)、レギュラーになる子には目星を付けている。
それは、その後も変わらないだろう、と。
そんなもんだろうか、だったら悲しいよ。
それでも、現実はそうなのだ、
と、主人は言う。
私にとって、野球経験者の、この言葉は重かった。

そう、野球じゃないんだ。
バレエも、似てるのかもしれないと思った。
舞台は、指導者の夢を作る場にもなる。
配役は指導者の好みで固められ、テクニックでさえ後ろに回されたりする。
好みは、そうそう変わるものじゃない。

どこの世界も同じだ

幾人かの生徒は、それに気付いて、去っていったのだろうか?
配役の不均衡については、誰もが言葉にしない。
触れてはならない禁忌の領域。

そして、ここには、もうひとつ禁忌がある。
昨日は、またひとり、禁忌を犯してしまった人がいた。
彼女の表情は固いまま、稽古を終えた。
来年の今頃、彼女はここに居るだろうか?
かつて同じような経験をした、幾人かは、もう稽古場には居ない。
その空気を察した、ある女性は、暫くの間、厳しい表情のままでいた。
いや、皆わかってるだろう。
私と同様、表情に出さず、沈黙しているだけだ。

さて、主人との会話。
自分の立ち位置を、再び確認させられてしまった。
私は同じだ。
その他大勢の控えの選手と。
だから、彼等の葛藤も苦しみもわかる。

そして、心も、彼らと同じだ。 
私は


来年も、ここに居たい。





タグ:バレエ 配役

普段は貧相なバレリーナ [バレエ日記]

太ったバレリーナ。。。
中年以降でバレエやってる人は、ほぼこれに当てはまるだろう。
太っているというのは、一般的に太いというのではなく、レオタードを着たお稽古場でのことだ。
勿論、痩せてスラっとした人もいる。
だが、私の見たところ、私も含めて半分以上は。。。 (^^;;
とはいえ、でっぷり太っている人も見かけない、たいがいポチャっとした感じだが。

バレエが、痩せてる方がいいのは、いうまでもない。
トゥシューズを履いて踊るわけだから、いくら引き上げるといっても
体が重かったら足にも負担が掛かるし、だいいち舞台上での見た目が全然違う。
普段が、

痩せすぎ

ぐらいが、舞台上では、これまた美しく見える。
そもそも、あのチュチュじたいが、着ると太って見えるのだ。
だから、中身はもっと痩せてないと、全然すっきり見えない。
それでも、外人みたいに手足が長く、足が細ければ、まだマシなんだが、
オバサン日本人は、たいがい違ってることが多い。
痩せてスッキリとレオタードを着こなしている人を見ると、本当に

羨ましい限りだ。。。

ただ細いというだけで、同じくらいの力量でも、なんだか上手く見えたりもしてしまう。
不思議だが、そんなもんだろう。
子供でも、膝は曲がってるわ、軸がグラグラだったりするわしても、
スラっと細くて、柔軟性のある子は、上手く見えたりする。
勿論、ある程度踊れる子の話だが、同じくらいの力量のオバサン達より
子供の方が、上手くみえるのだ。

悲しいかな、スタイルの違い。。。 なんだろう。

しかし、どうにか痩せたいもんだ
と思っても、家に帰れば、それをすっかり忘れたかのように
ご飯作ってる主婦だから仕方ないさ。。。
と言い訳しながら、欲望の赴くままに食べてる自分。(^ω^;)

もはや、ダイエットは永遠の目標になりつつある。

やはり、人間は、「~するな」 と言われると、益々そのことがしたくなる性質らしい
糖尿病の人が、最中とか、羊羹とかの、すごく甘い物を、異常に欲しがるといったことのように
「食べちゃいけない!」 と言われたら
「食べたい!!」 という欲求の方も、それ以上に出て来るのかもしれないと思う。

いずれにしても、意志の強さが問題なんだろう。
が、しかし、中年以降で、痩せぎすな人は、シワが多いのも特徴。
結論として

だったら、少しポッチャリしてるくらいが、いい。



と、都合よく考える。(^ω^;)


タグ:バレエ

次の教室へ 10 [バレエ個人史]

私は、2つの教室の掛け持ちをしながら、暫く過ぎた。
その間に、発表会にも何回か出た。
もちろんメインの教室での発表会だ。

とはいえ、舞台よりも、普段のレッスンの方が数倍好きだった。
それに、先生の指導が上手く、まわりをどっと沸かせる話術に長けていて
すごく面白かった。
そこに来ている生徒も、普通の主婦から、ダンスの先生、教師、と
いろんな人が集まっていて、ティータイムも、たまらなく楽しかった。

もちろん、教室を掛け持ちすることで、それまでよりも、ちょっとした充実感はあった。
だが、もっとレッスンを増やしたい気持ちは常にあった。
バレエが好きになれば、なる程、もっともっと稽古がしたい、と
自分が主婦であることも忘れる程に、突っ込んでいきたい自分がいた。

ある日のこと、ネットサーフィンをしていた時に、目にとまったバレエ教室。
家から近くじゃないが、交通の便がいい。
しかもそこは、大人のレッスン回数が多くて、月謝もお手頃。
なんだか心惹かれて、早速、無料体験を申し込んだ。

そこのレッスンは、今までのところと、また違っていた。
ことさら基本を重視し
同じパやアンシェヌマンを、左右2回ずつやる。

なんだか長い‥

そう感じた、最初の稽古だったが
難しいパは、やらなくとも、レッスンを補う為に
時間のある時に来るには、いいところかもしれない、と思い
とりあえずは、入会することにした。

が、これが甘かった‥

パッセとルティレ [バレエ日記]

パッセ → 通過する
ルティレ → 形そのもの

で、いいんだと思うが‥
パッセの言葉じたいは、ダンスの頃から聞いてきた言葉だ。
もちろんバレエでも、普段の稽古で頻繁にやるし、聞く。
だが、ルティレについては、あまり聞かない、いや聞かなかった。
今の教室に来て、よく聞くようになった言葉だ。

この教室の先生は、ルティレという言葉を使っている。
通過するようなパの時は、パッセだが
バーで、バランス‥なんて時に、ルティレとして使っているようだ。

バレエ用語は、世界共通らしく
以前の教室でのセレブな生徒が、ニューヨークでレッスンを受けて来た時に
「英語ができなくても大丈夫よ~♪」 と言っていたが
それでも、微妙に先生によって、言葉の使い方が違うのを
私は、経験している。

タンディユ = バットマンタンディユ
ジュッテ = デガジェ
グランジュテ・アントゥールナン = アントラッセ

と、こんな具合だが、用語辞典で調べてみると
長ったらしい名前を、どこで区切ってるかの違いのようだ。
或いはパッセのように、どっちにしろ同じ形だから、同じ言葉を使ってるとか。
ま、先生の好みの違いとも言えるだろう。
でも初心者は、戸惑うかな‥?
ただ、大人クラスは、実際に先生が、「こうやるのよ」 と、やってみてくれるから
特に問題は、ないと思う。

とはいえ、稽古の時、順番を覚えられないのは、毎回で
今、説明を聞いたばかりなのに、いざ音楽が流れると

頭の中が、まっ白。。。

なんてのも、しょちゅうだ。
だから、何年たっても先頭には立てない。
もしも、アンシェヌマンでセンターを斜めに進んで行く時に、先頭になろうものなら
心臓バクバクで、動きはギクシャク、身体がふるえて
普段しっかり出来るところさえ、フラフラする始末だ。(T▽T)
もっと心臓を鍛えないと‥ なんだろう。

いや、それよりも、記憶力がないのだから



鍛えるのは頭だ。。。



タグ:バレエ

ポールドブラも、引き上げも♪ [バレエ日記]

アンオーの間は、指3本。
ここのところ連日の注意が、みんなに飛ぶ。
これって、結構狭いんだが、発表会の舞台に向けて
みんなの形を、合わせようとしているんだろう。

これまで、ここの教室は、アンオーの間が
おいおい。。。ってくらい、でっかくても何の指導もなかったんだが
それが、ここのところ、やけに先生は気にする。

以前、私が行っていた教室では、にぎりこぶし1個分って、教わった。
そこの生徒で、他の教室から来た生徒は
「間空けるな、両手の中指つけて。」 と、教わったらしい。

バドブレにしても、膝は曲げるな、と言われてる。
前の教室では、前足の膝を曲げて、パドブレを踏めと言われた。

「上手い人でも、前足の膝を曲げてやってる人もいるが、本当は曲げないのが正しい。」
と、自信を持って、ここの先生は言う。
これについては、私も同意見。
だいいち、その方がキレイだ♪
「膝、曲がってる!!」 と、よく注意される私だが。(^^;;

また、センターでのクロワゼタンディュの顔の付け方も、ここでは違う。
正面、鏡の方だ。
以前の教室では、前に出した手の平。

いろいろと違うもんだなと、思う。

アンオーだけじゃない、少し前から、ポールドブラ全体について
柔らかく、美しく、と注意が飛んでいる。
これまでは、足とボディばかりだったんだが
やっぱり、舞台に関係ありだな‥  と思った。

で、今日は、ポワントレッスンがあった。
とりあえず、バランスをつかまなくては、だから
まずは、足。
まずは、腰から下。
と、気にしてやっていたら、

「ボディ!!落っこちてる。 みっともない!!」 

と、先生の叱責が飛んできた。。。ヽ(;▽;)ノ


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。