SSブログ

アンデオールへの執着 [バレエ日記]

「どうして出来ないのか、わからない。」

以前行っていたバレエ教室の若い教師の言葉だ。
たしか、ある程度大きい子のクラスを、受け持っていたはず。

彼女がバレエを始めたのは、ごく小さい時。
両親がバレエダンサーで、母親の始めたバレエ教室で、ずっと稽古をしてきた。
中学卒業後、海外のバレエ学校へ留学し、卒業している。

彼女にとっては、出来なくて困ったという経験が余りないのだろう。
こんな風に、ごくごく自然にバレエが身に付いてきた人にとって
アンデオールすら、どうしてこんなに出来ないんだ。。。 と、
苦しむ者の気持ちを、理解するのは難しいのかもしれない。

バレエを大人から始めた人でも、綺麗に足が開いて、
難しいパまで、踊りこなせようになっている人を見ると、正直羨ましい。
もっと若かったら‥  もっと時間があったら‥ 
そんな気持ちにさせられる時が、しばしばある。

「そうじゃない!! そのカタチはカッコ悪いから!!」
そう言われ、何度も直そうと頑張るが、出来るのは、ほんのちょっとの間だけ。
やたら辛くて、痛くて、維持できない

なんで、こんなに出来ないのか。。。 



私は、X脚だ。
羨ましがられるが、股関節が開かないから、弊害になることの方が多い。
膝を伸ばせば、前傾になって腰が反ったり、形が崩れる。
ボディや形を意識すれば、こんどは膝が曲がってくる。

引き上げが足らないから‥    だけじゃムリだ。。。
股関節からのアンデオールがないと。



ああ、そうか。
この人も、小さい頃からバレエをやってたんだ。
綺麗に180度開く足を持っている人だ。

どこかのサイトで読んだ。
腱を切ってしまえば、誰でも180度開くと。
お相撲さんとか、たぶんそうだろう。

でも、どうなんだろう?
若い時ならともかく、代謝が落ちてくる年齢で腱を切るような無茶をしたら
身体に、どれだけ負担がかかるのだろうか?
回復までの時間も、年齢が上がる程に、かなり時間がかかるだろう。
まして、切るほどのストレッチは、自分ひとりでは痛くてできない。

いや、それよりも、『そこまでして、バレエに固執するか?』 だ。
バレリーナを目指す子供じゃあるまいし。
逆に、靱帯の伸びきった股関節は、筋力をつけとかないと、
年をとってから、歩行困難などの、体に不自由をきたすかもしれない。
もしもそんなことになったら、家族にとっては迷惑千万だ。
私って、バカじゃないかと思う。








でも、なあ。
好きなんだ、バレエが。

コールドじゃなくて、バリエーションが踊れるようになりたい。 パ・ド・ドゥも‥
綺麗だねと言われる程、上手くなりたいんだ。








きっと、これからも、私は普通にストレッチしていく。
「出来てないよ!!」と言われ続けながら。

アンデオールは諦めないけど。





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。